現職では、新卒配属後の管理部門2年のご経験を経て、建設施工案件の営業マンとして3年、北関東・信越エリアのフロントで活躍されました。
もともと営業マンとしては数字の得意な桐生様は、提案資料にもExcel表を要所に取り入れるなど、丁寧な活動ぶりで信用を積み上げてきたことに一定の自信を感じられていました。
一方で、不動産リースという業界は1つの顧客と長くお付き合いするスタイルが主流であり、「営業マンが頑張って受注活動をしても工事マンの確保がネックで広げられない」といった限界にもまた日々直面します。
28歳という中堅社員にさしかかるご年齢になり、「もっとスピード感のある世界で仕事をしなければ」という焦りと、異業種への転職の期待を持って当社のキャリア面談に臨まれました。
キャリア面談のポイント
桐生様が認識されていた強みは“論理的な資料作成スキル”、弱みは“相手の心を動かす提案力・交渉力”と感じられていました。
当社のキャリア面談では、自社開発の適性検査ツールDecider®(ディサイダー)のパーソナリティ分析レポートも含めて、転職の考え方を議論します。
桐生様との議論のポイントは、隠れた強みとして “柔軟に対応できる状況認識力” がある一方、スピード感のある営業というテーマに対しては
“活動の発散性・行動力” にやや不安がある、という点でした。
これらの点については桐生様自身も漠然と感じていたところで、フィット感だけで言えば現職のルート営業系職種の方が違和感が少ないと言えます。
しかし、色々な角度から話をすすめていくにつれ、今回の転職では「20代のうちに営業スキルを完全獲得したい」というテーマが最重要であることを再確認しました。
弱点である行動力と提案力不足は今のうちに克服したい課題、そのためにも新規開拓営業に携わりたい、という強い意欲に変わっていきました。
意思を明確にして異業種転職に成功
転職のストーリーが明確になったところで、当社コンサルタントと面接対策、とくにPRポイントについて重点的にディスカッションしました。
ディカッションを繰り返す過程で将来ビジョンに紐づく魅力的なエピソードが見つかり、面接の冒頭で面接官に対してインパクトを与えられるように一緒に練り上げていきました。
準備フェーズを完了し、実際の活動では計4社の求人に応募し、リクルートジョブズとリクルートライフスタイル、ほか不動産系ベンチャーにて内定を獲得。
リクルート両社からは、桐生様の高い成長意欲と意思の強さに対して熱烈な期待が寄せられ、丸1日熟考の結果、最終的にリクルートジョブズに転職を決められました。
異業種への転職には、可能なパスと不可能なパスがありますが、営業マンの転職ケースでは、意欲とキャラクターがマッチすればチャンスは広がります。
桐生様とは各社の選考過程でもきめ細かくコンサルタントからのフィードバックを実施、最終選考に向けて面接の受け答えも日々クリアに進化していった点が印象的です。