コンピテンシーを大きく分けると、「知識・スキル」と「性格特性」の2分類があります。
このうち、採用に強い企業と課題の多い企業の差は性格特性の見極め力にあります。
知識・スキルについては表面的に判断しやすいため、履歴書や面接で選考できているケースが多いと言えますが、性格特性については面接官の力量(内心を引き出すトーク術)によるため、採用プロセスに工夫がないと的確に判断できません。
性格特性を把握するには、誰が面接官かによらず結果を安定させられる「適性検査」を併用することが有効です。
新卒採用・中途採用、いずれの場合にも自社とは異なる環境から採用するわけですから、自社独自の知識・スキル要件を満たす可能性は低くなります。
必要なタイミングで人員増強するには、配属後の育成でカバーする必要があり、その際、学ぶ力や意欲などの性格特性がより重要になるのです。